歯周病の治療

歯周病とは、歯と歯ぐきの間に入り込んだ歯周病原菌と、全身や生活習慣の問題からおこる歯ぐきと歯を支える骨(歯槽骨)の病気です。
歯周病の初期段階「歯肉炎」は、子供を含むほとんどの年代の人に見られますが、放置しておくと「歯周炎」に進行します。「歯周炎」になると歯ぐきの状態が悪化し、歯を支える骨も破壊されるため、歯がぐらぐら動くようになり、最終的には抜けてしまいます。このように歯周病は慢性的な病気で、歯石を取り終わったから、とか歯ぐきの腫れが引いたから治療が完了ということではなく、進行を食い止めるためには歯科医師、衛生士が行う治療と患者さんご自身での毎日のセルフケアとの二人三脚で治療を進めていくことが大切です。

図3 顎骨にインプラントを埋入

医院での歯周病治療が終了してからの患者さんご自身によるプラークコントロールはとても大切です。
それがうまくいっていないと歯周病は再発してしまいます。定期的なチェックは必須になります。
歯科医師、衛生士によるプロフェッショナルケアとご自身のセルフケアで健康的なお口の中の環境を維持していきましょう。