カムログインプラント
歯を抜いた後安定した歯肉(図1)に図2〜4のような外科的処置を行い、インプラントを埋入し、その上に歯冠修復物を被せます(図5、6)。
図1安定している歯肉、顎骨
(図の黄色い部分)
図2インプラント埋入部の歯肉を切開
図3顎骨にインプラントを埋入
図4埋入したインプラントにキャップ(ジンジバフォーマー)をし、切った歯肉を縫合。この状態で3〜6ヶ月安定するまで経過をみる(審美的な問題があるときは、ジンジバフォーマーの上に白い仮歯を作成し被せておく)。
図53〜6ヶ月で埋入したインプラントが安定したら、ジンジバフォーマーをはずし、アバットメント(支台となるもの)をインプラントの上にたてる。
図6ご自分の歯に冠などを被せるときと同様に型をとり、アバットメントの上に歯冠修復物(クラウン 冠など)を被せる。
インプラントとアバットメント
図7
インプラントとアバットメントは、ご自分の歯を治療し、冠(クラウン)を被せる場合の歯根と支台に当たるものです。
インプラントは患者さんの顎骨の中に埋入するものですが、それは、その上に支台としてたてるアバットメントを受ける入れ物(歯根のかわり)となるわけです。
カムログインプラントには図7のように120°間隔のカム(凹部)があり、アバットメントには、同じ120°間隔の凸部があります。
この両方がきっちりかみ合うことで、強度的にも、歯冠修復を行う上の審美的な問題をも解決しているのです。