Komoda Dental Clinic コモダ歯科医院

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COLUMNコラム

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院長から同世代の皆様へのエール

開院25周年、地域の皆さまに支えていただき今日を迎えました。
心からの感謝を申し上げたいと思います。

院長の私も60代を迎えました。
色々な世代の患者さんにご来院いただいていますが、今回のコラムではとくに同世代の皆さまがたにエールを送りたいと思います。

人生80年以上ある昨今、我々50、60代はこれからの人生をどうすごすかの準備を始める大切な時期なのではないでしょうか。
健康寿命を延ばすためにも、仕事に趣味にと充実した生活を送る上にもご自分の歯を大切にし、いくつになってもおいしくものが食べられるということは重要です。
若い頃は忙しくてもムリがききました。だんだんそうはいかなくなってきたことを実感する時もあることでしょう。これからは時間の余裕ができたら、まずお口のメンテナンスを始め、ご一緒に上手に年齢を重ねていきましょう。

中高年世代はそろそろ自分の歯が残せるか気になり始める時期でもあります。日本歯科医師会の8020運動は『80歳で20本自分の歯を残す』を目指すことを推奨しています。もちろん私もそれは大事なことと思っています。しかしあくまでも残せる状態の歯を残すのであって、むし歯や歯周病を放置したまま細菌ごとお口の中にごっそりというのでは、いくら歯の本数があっても糖尿病・心臓病・肺炎といった重大な疾患の原因ともなりかねません。治療だけでなく、きちんとした口腔ケアを身につけて頂き、しいては生活習慣を整える。これは我々世代だけでなく、子どもたち、孫たちへとリレーされていくものなのでとても大切だと思います。それに加え口腔機能すなわち、かむ・のみこむというおいしくものを食べるのに大切な体の働きは、歯の問題だけでなく、姿勢・筋力といった日常生活の中で気をつけるべきポイントが多々あります。簡単な体操など、ごく身近なところからもアドバイスをしていきます。

こう考えてみると、我々世代のこれから充実した生活は、体の機能低下をいかに防止していくかにかかっているといっても過言ではありません。私自身、この点はじゅうぶん気をつけていく必要性を感じていますので、皆さまとともに努力していきたいと考えています。